■新!呼吸ぶるるるぶびわこ～2004年3月3日水曜日～■

●放送内容
ﾊﾟﾜﾌﾙNPO（第48回）NPO法人歩歩（ほほ）

●番組内容
滋賀で活躍している元気なNPO法人や団体を紹介する「ﾊﾟﾜﾌﾙNPO」のｺｰﾅｰです。今日ご紹介するのは、大津市で地域に根ざしたﾃﾞｲｻｰﾋﾞｽを展開しているNPO法人「歩歩（ほほ）」です。ｽﾀｼﾞｵには、理事長の冨永和子（とみなが・かずこ）さんにお越し頂きました。団体名の「歩歩」という名前は､団体立ち上げから実際に活動できるまで、様々な壁を乗り越えながら一歩一歩進んで来たという所からつけたそうです。段行っておられる活動としては、ﾃﾞｲｻｰﾋﾞｽとして利用者の方に1日楽しく過ごせる場を提供。ご家族の方の看護・介護・食事の相談などの在宅支援を行っている。ﾃﾞｲｻｰﾋﾞｽを行うきっかけは､元々日赤病院で40年間看護士として勤めてこられ、そんな中、義母を自宅で介護することになったそうです。これらの経験から、今後の人生を地域福祉のために捧げたいと思い、定年を待たずして介護ﾎﾞﾗﾝﾃｨｱを始める決意。大津市の介護ｻｰﾋﾞｽ講座で出会った5人とH13年10月に開所されました。ﾊﾟｰﾄを含め現在8名活動されています。全員介護経験があるかヘルパー資格3級以上を持ち、経理や栄養士、調理師や華道など、介護の経験や資格に加えた能力をもっているｽﾀｯﾌばかりなのが特徴です。普段活動されている建物は民家を改装したものです。それは、利用される方の精神的負担を少しでも和らげるため、自宅にいるような環境にしたいと思ったからとのこと。利用者の方からくつろげると好評だそうです。また、小規模だからこそ一人一人の健康状態によく目が行き届きますし、より利用者の気持ちに沿った過ごし方を考えることができる。今後は、ｽﾀｯﾌの人数を増やして、緊急時にも対応できるようにしたい。そして、身体に障害がある方や子どもなど、誰もが気軽に集える場所にしたいと考えておられます。